「異常コード」は、各接続機器(PLC、温調器など)側のエラーコードを指します。
よくある異常コードは、以下です。
- 三菱電機 QnU/QnH シリーズ
コード | 原因 | 対処 |
4031 | デバイス指定エラー | 画面データに設定した PLCデバイスに範囲外のアドレスがないか確認し、設定し直す ファイルレジスタを使用している場合、PLC側に登録があるか、確認する |
0055 | RUN 中にシーケンサ CPU が相手機器からのデータの書込みを要求した | PLC側の[RUN 中書込を許可する]にチェックを付ける *データ書込み後、PLC の電源再投入が必要 |
C059 | 画面データにてPLC 機種を「QnH(Q)シリーズ Ethernet」の設定にし、 QnU の CPU 内蔵 LAN ポート接続した場合に発生する |
画面データの[システム設定]→[ハードウェア設定]→[PLCx プロパティ]→[複数ブロック一括読出し]を[しない]に設定する [ランダム読出し]を[する]に設定する もしくは、 PLC機種をQnUシリーズ(内蔵Ethernet)に変更する |
- オムロン CS1/CJ1/CJ2
コード | 原因 | 対処 |
1103 | デバイス指定エラー | 画面データに設定した PLCデバイスに範囲外のアドレスがないか確認し、設定し直す |
- 横河電機 FA-M3/FA-M3R
コード | 原因 | 対処 |
52C1 xx | デバイス指定エラー | 画面データに設定した PLCデバイスに範囲外のアドレスがないか確認し、設定し直す |
その他のコードに関しては、
【VシリーズがRUN後すぐにエラーが発生する場合】
制御エリア、バックライトやブザーの制御メモリ、アラームサーバ、ロギングサーバ、スケジューラ機能、イベントタイママクロなど、全画面共通で使用するエリアに設定されたPLCデバイスが原因になっていると考えられます。
設定したPLCデバイスが範囲を超えている、または不正でないか、確認してください。
【ある特定の画面でエラーが発生する場合】
エラーが表示された画面に設定されたPLCメモリが原因になっていると考えられます。
設定したPLCメモリが範囲を超えている、または不正でないか、確認してください。
・エラーになる前の画面に戻す
・追加した項目を削除する
・PLCデバイスを設定したアイテムを削除して、テキストパーツのみにしてみる
・V-SFTの[ツール]→[検索]→[デバイス]→[クロスリファレンス]を使用して
不正なアドレスを探す
[通信異常処理]の設定によって、モニタッチ上のエラー表示が異なります。
[通信異常処理]は、以下で設定できます。
設定箇所:V-SFTの[システム設定]→[ハードウェア設定]→[PLCプロパティ]
- 「通信異常処理:停止」の場合
- 「通信異常処理:継続」の場合
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