可燃性ガスや熱発性ガスが存在しうる雰囲気では、防爆機器を使用する必要があります。
*1 国際電気標準会議(IEC)は、電気および電子技術分野の基準・規格の世界標準化を
進めている組織。 全世界で89ヵ国(2020年10月時点)が加盟している。
https://www.iec.ch/dyn/www/f?p=103:5:0
危険な場所は、爆発リスクに応じて、 IEC60079によって3つに分類されています。
Zone0(特別危険箇所) 可燃性ガスが連続して発生する場所/可燃ガスの液面上部など
Zone1(第1類危険箇所) 可燃性ガスがしばしば発生する場所/ガスや蒸気排出場所や注入開口部付近
Zone2(第2類危険箇所) 容器の劣化や誤操作で漏洩する場所、Zone1の隣接場所
モニタッチV9シリーズ(非点火防爆モデル)は、IECEx(国際防爆規格)及び、TS(台湾防爆規格)、KCs(韓国防爆規格)*3に適合しています。
*2 Ex ec IIC Gc、Ex eb IIC Gc、Ex nA IIC Gcなどの適切な防爆構造を持つ、各防爆規格認定の
筐体に設置してください。
*3 個別に各国で認証制度(防爆・EMCなど)を設けている場合があります。ご使用にあたっては、
各国の認証制度をご確認ください。
モニタッチV9(非点火防爆モデル)は、IECExの定義では以下のように表記されます。
Ex nA IIc T5 Gc |
Ex :保護構造
nA :非点火防爆構造
IIc:爆発等級3以下の爆発性ガス
T5 :温度等級T5:表面最高温度100℃
Gc :Zone2(第2類危険箇所)
石油・ガス業界 | 製薬・化学工業 |
---|---|
○石油・ガス精製所 ○石油コンビナート | ○製薬工場 ○塗料工場 |
○ガス貯蔵タンク ○石油・ガス供給施設 | ○化学肥料工場 ○洗剤・石鹸工場 |
○石油・ガス発電所 | |
製造業 | 半導体 |
○ゴム製品製造工場 ○自動車工場 | ○半導体製造工場 |
○プラスチック製品製造工場 ○印刷工場 | ・洗浄プロセス ・成膜プロセス |
・レジストコーティング ・エッチングプロセス | |
・レジスト剥離プロセス 他 |
その他、揮発性の溶剤が存在(貯蔵)し、揮発したガスが可燃性になるところなど、
さまざまなところに防爆機器が求められています。
・取付角度は90度になります。
・Audioポートは使用できません(Zone2以外では使用可能)。
・V9120iSD-U800は、取付金具が8個になります(標準モデルは4個)。
・予め作成した印刷フォーマットをSDカードにPDFファイルで保存することができます。
・印刷フォーマットにはPLCの数値表示の他、グラフ表示や画像の貼り付けなども可能です。
・PDFファイル出力はページ追記が可能なので1ファイルでの保存ができます。(業界初) (*5)
直接、ネットワークプリンタへの印刷も可能です。
*4 当社調べ
・VNCサーバ機能はV9シリーズ全機種に標準で搭載されているので、追加のライセンスも
必要ありません。
・タブレット端末にVNCクライアントのアプリをインストールすれば、離れた場所からでも
V9シリーズと同じ画面を表示して、監視 / 操作することができます。
(操作禁止の設定も可能です。)
・VPNのルータ機能を本体に標準搭載。
・「簡単」「安価」「安全」な遠隔監視が実現できます。
・ルーティング機能でV9シリーズにEthernet接続されたPLCや各種機器とのリモート接続も
できます。